秋田の公立高校入試が、変わります。

【秋田の公立高校入試が、変わります。】

早ければ2023年度入試(現小6生)から、秋田県の公立高校入試が変わります。詳細はまだ決まっていない模様ですが、ポイントは以下の3点です。

1.前期選抜と一般選抜を同日実施する
2.前期選抜と一般選抜の筆記試験は5科共通問題になる
3.二次募集自体は変更しない

前期選抜を3月実施に変更すると、公立高校入試を受験する生徒は、どの選抜方法であれ、5教科の学習を2月末までは、しっかりと行なった上で受験することになります。

これまで前期選抜は「1月下旬」に実施され、2月上旬には合格が内定していました。しかも筆記試験は国数英3教科のみになっていましたから、今後は、12月~2月近辺の理科・社会の授業態度がかなり改善されることが期待されます。

秋田の学力を大きく下げる要因の1つであったこの制度の改善により、中学3年間は少なくともちゃんと勉強する仕組みになります。

細かい部分は、他の政策と同様に、答申後に教育庁内でしっかりと練り、議会に諮り、公表を経て、成案となるはずです。

くれぐれも、運用しづらい複雑なものになったり、理想論ばかりをならべた形式的なものになったりしないように監視する目がほしいですね。

高校サイドが入学するにふさわしい生徒を「適正」に選抜することができるものに仕上げてほしいと思います。「あとは高校に入ってからの過ごし方次第ですね」と言えるだけの制度になることを願うばかりです。

2020年01月16日