教育内容

秋田県公立高校入試 平均点の推移

  国語 数学 英語 理科 社会 合計
2010 60.0 51.7 53.1 59.5 64.6 288.9
2011 55.0 42.2 50.6 50.5 50.2 248.5
2012 58.5 44.4 51.7 51.1 61.6 267.3
2013 57.3 58.1 47.3 46.6 50.5 259.8
2014 59.9 54.7 46.2 53.2 51.4 265.4
2015 59.4 46.9 50.4 60.2 54.0 270.9
2016 61.4 50.8 57.9 62.8 60.4 293.3
2017 59.2 51.3 57.0 59.5 68.2 295.2
2018 57.1 51.4 54.5 64.0 61.7 288.7
2019 63.4 53.7 49.4 65.0 48.7 280.2
2020  58.6  51.5  58.0  57.0  57.2 282.3
2021 61.7 50.7 52.2 66.8 63.4 294.8
最近5年 60.0 51.7 54.2 62.4 59.8 287.7


令和4年度 秋田県公立高等学校入学者選抜

(前期選抜)令和4年1月27日(木)実施 → 2月4日(金)合格発表
(一般選抜)令和4年3月8日(火)実施 → 3月16日(水)合格発表

 ※来年度から前期選抜が「特色選抜」となり、一般選抜ともに一次募集(3月初旬)で学力検査等を
 実施します。よって、全ての公立高校入試(全日制課程)受験者は5教科受験が必須となる予定です。

一日の生活イメージ

 


秋田県全県模試 開催日程

体験学習イメージ

 

第1回 無事終了

第2回 無事終了

第3回 11月28日(日) 秋田テルサ(無事終了)

第4回 1月 8日(土) にぎわい交流館AU(中2冬期テストも同日開催)

第5回 1月30日(日) 秋田市文化会館

 

秋田県公立高校入試の分析概要&秋田県全県模試

秋田県公立高校入試【国語】

聞くことに関する検査、漢字・語彙・文法、古典(古・漢)、文学的文章、説明的文章、作文、という6題構成が暫く続いています。出典は、他県でもよく出題される素材もあれば、斬新な切り口の作品もあり、統一感や規則性は全く感じられません。

しかし、抜き書き問題の分量を変えたり、記述の方式を変えたりしながら、受験者の学力を見抜いて出題しているとみられ、平均点は常に安定しています。

当塾では、塾生全員が75点以上を獲得することを目指しています。まずは全県模試でそれを達成させることが、入試高得点実現のカギだといえます。


全県模試【国語】

全県模試の国語は「入試対策に役立つツール」であることは勿論、それとともに入試模試として「入試に連動した成績」になるよう、工夫されています。近年、全県模試の成績と入試当日の結果が連関をもつようになってきました。高校入試だけでなく、その先を見据えた知識まで出題する問題は「全県模試ならでは」だといえます。

出題方法の切り口を常に新鮮にしたいと考え、他県の入試問題も研究しつつ、新たな試みも導入されているようです。平均点の安定だけでなく、常に生徒の学力を見抜いた結果も要求されるため、作成者サイドから見れば、どの教科よりも受験者に対する配慮が必要な教科であるといえるでしょう。


秋田県公立高校入試【数学】

大問1、大問2の小問集合だけで、全体の約4割の配点になります。過程の書き方や証明の仕方、選択問題の選択方法で平均点があまり低くも高くもならないように調整されています。最近は50点近辺の平均点で落ち着いていることから、問題作成の安定感がうかがえます。

また近年「図形的思考」をベースにした問題の出題が増えてきており、単なる計算力だけでは高得点が獲得できない状態です。現に、最上位の進学校では数学の成績が伸び悩んでいます。これは選択問題が単に難しいからではありません。

それ以上に、図形(幾何分野)を軽視し、「計算(代数)問題に頼った受験対策」をしているからだといえるでしょう。小さな個人塾こそ、こういった幾何分野に対するきめ細やかな指導が求められると思います。

 

全県模試【数学】

大問1や大問2,その他の大問の小問1について、確実に正答を導けると平均点ぐらいの点数にはなります。しかし、それだけでは十分ではないとすれば、各分野の応用問題での正答が必須です。

たとえば、「等式変形」「等積変形」「面積比」「証明や説明など論理的に展開する問題」なども、難なくこなせるようにしましょう。関数や図形の問題も、解きなれておく必要があります。

そのためには、よりたくさんの問題を解いて、解き方や着眼点をおさえておく必要があります。


秋田県公立高校入試【英語】

リスニングテスト、語句・文法、英作文、英問英答、会話文(資料読解をふくむ)と長文読解といった5問構成は大きく変更されていません。ただ、各中学校で半ば強制的に受験させていた「英検」の受験を止めた影響で、英検タイプの問題が出題されなくなり、代わって文法問題が新たに入りました。

しかし、今年度からは各中学校で英検を希望者受験させる動きが活発になっています。細かな出題方式の変更は避けられないと推測しています。全体としては文法への比重を軽くする傾向にあり、おそらく「新大学入試制度」を見据えた変更でしょう。

また、リスニングは後半の問題ほどスピーカーの話す速度が増していますし、英問英答も比較的難しい傾向にあります。ただ、得意な生徒からすれば85%以上の正答率を確保しやすい出題になっており、得意・不得意の差が大きくなる傾向が続いていますが、全県模試グループの「英語を専門とする先生方の一部」からは、この状況を不安視する声が出ています。


全県模試【英語】

全般的に、どの問題が難しいのかをリスニングが終わった段階で把握してしまうといいでしょう。
・どの問題に時間をかけるべきか
・どの問題を後回しにするか
時間配分のおおまかな計画を立て、確実に解ける大問から進めるべきです。英語が得意な生徒や最難関校では、英語の高得点はもはや前提であり、いかにミスを減らすかがカギだといえます。


秋田県公立高校入試【理科】

物理・化学・生物・地学がバランスよく出題されています。1単元のみで構成された問題は少なく、複数の単元の内容をふまえた総合的な出題が増えています。また、分野横断型の見開き問題では、「1つのテーマを複数の分野からとらえた課題意識や着眼点」が設問の原点になっています。苦手を作らずに幅広く解けること、そして広い視野と柔軟性ある思考力が問われる問題が差につながります。また、計算の過程や答えの根拠を記述することにも慣れておく必要もあります。


全県模試【理科】

年間を通じて出題する領域・単元がしっかり管理されています。また、知識を問う「一問一答型」の問題もありますが、あくまで入試に即した「総合問題形式」で問うてくるため、形式になれることが前提となります。

さらに、設問以外の情報量が多いので、しっかり読み込みつつ、その情報から問題を解くために必要なものを的確に抽出できるかがカギとなるでしょう。情報量が多い分、難易度が調整されていますが、情報量が少ない作成の仕方になると、平均点は少し下がることがあります。

 

秋田県公立高校入試【社会】

歴史、地理、公民の3分野を大問1つにまとめるか,2つにわけるかは作成者に委ねられています。近年は、歴史は大問1つにまとめ、地理は世界地理と日本地理をそれぞれ大問1つずつ、公民はその時々によって大問数を変えてきます。つまり見た目のうえでは流動性が高いので、あまり一つのパターンに依らない形で作成されていることが分かります。

一方作成者任せの傾向が強く、出題内容に関して採用教科書による有利・不利の問題が生じていたり、1つの社会現象を別のものにたとえて説明するのに無理が生じていたりするなど「解く側への配慮」に欠ける問いが散在されます。その意味で、学校で実施されている実力テストの業者が作成した問題が、むしろ入試問題に似ている状況があります。

 

全県模試【社会】

教科書の太字である重要語句については、どのような形式で出題されたとしても正しく答えられるようにしなければなりません。

歴史については教科書の内容を隅々まで覚えてしまえば、何ら苦労はしません。しかし、そこまで覚えられないという人のほうが多いと思います。

地理については地名や国名などの基本的な用語を問うことが多いものの、地図関連や資料の読み取りなどの作業的、情報分析能力を問う問題ににも対応できるように、日頃から丁寧な学習を心がけて置く必要があります。

公民は、入試で「日常生活と学んだことがどのようにリンクするかを考えた出題」が多いので、調べ学習で作ったレポートや会話を読み取った上で解くことになります。知識は絶対的に必要ですが、読み取る力も同時に要求されます。


大学入試制度について

英語学習イメージ

 

・大学入学共通テスト、模索はつづく。

大学入学共通テストについては、制度上の欠陥が多数指摘され、記述式問題の導入見送りなどが実質的には決定されました。しかし、センター試験に戻ることはありません。大学入学共通テストは、2021年度から本格的に始まり、このあと高校の学習指導要領改訂実施年に合わせて、アップデートされていきます。

現行のセンター試験方式を基盤にして、新・学力観に基づいた出題が盛り込まれる形で当座、数年程度は続くと推察されます。国語は実用的な文章を取り入れた大問4~5問体制が想定されます。数学や理科では、単純な計算や知識を問うのではなく、答えを文章や図などを用いて、論理的に導く出題も想定の範囲内にあります。

業界関係者が利権に群がってくる構造や、特定の権力が牛耳るような入試システムにならないよう、より時間をかけて練り上げるべきだと考えますが、毎年受験生がいるわけで、走りながら模索していくのだと思います。

センター試験型のマーク形式を続けながら、国公立・私立大学の二次試験のあり方や、生徒たちの多様な能力評価のあり方について、現場レベルの声をしっかり反映させたものに、やがては仕上がるよう、しっかりとした制度変更ををお願いしたいものです。