前期選抜を終えて

いよいよ2月です。

中3生は私立併願試験、公立高校一般選抜へと進んでいきます。

高3生は国公立大二次試験、私立大学の一般入試が本格化します。

 

さて、昨日は「公立高校前期選抜入試」でした。

問題は相変わらず旧タイプで、オーソドックスな出題だったと思います。

 

数学の問題に一問、誤りがありました。

あれは「辺」ではなく、「直線」にすることで防げるものですが、

三角形の出題にこだわりがあったのだと思います。

 

おそらく、出題者の「思い込み」とチェック機能の甘さが原因だと推察されます。

まず、自分で解いてみれば気付きます。

「あれっ?辺の延長線上でしか高さが求まらないぞ!!!」

「辺」ではなく「直線」だと思い込んでいたら、ミスには気づきません。

勿論、ちゃんと解いていなければ

作成者もチェック側も、誰も気づくことはないでしょう。

 

私自身も、模試作成を担当していますが、ミスが出る所は決まっています。

1)問題を修正した後に、解答解説を修正し忘れる。

2)解答解説を直した後に、問題を直し忘れる。

3)自分や他のスタッフが解いても気づかない答えが出てくる。

多くは、この3つのいずれかになります。

私自身も、作成者側の気持ちはよく解っていますよ。

 

今回の前期選抜の誤りは、パターン3)に該当すると思うのですが

昨年度の一般選抜の社会科の出題に関する件もありますから

出題する以上、チェックは手抜かりなくお願いしたいものです。

 

勿論、自戒を込めて。

2020年01月31日